結婚後の薬剤師の働き方

結婚後の女性の働き方とは？

薬剤師はパート勤務も手段の一つ

このページでは薬剤師を例にして、結婚後も正社員で働くか、パート勤務として働くかといった部分に焦点を当てて見て行きたいと思います。それぞれの働き方にメリットとデメリットがあります。ご参考にしていただき、どちらが夫婦にとってベストな働き方なのかを考えてみましょう。

正社員の場合

正社員のメリットですが、まずは福利厚生がしっかりしている点があげられます。ボーナスだけではなく、住宅手当や務めた年数によっては退職金も貰えます。また、働き続ける事によってキャリアアップを狙う事ができます。収入が増えますし、社会的な地位を確保できます。そして産休・育休制度の存在です。この制度がしっかり整っている職場であれば、子育ての時間をしっかり持ちながら働く事ができます。
次にデメリットです。ひとつめが、転勤の可能性です。特に大手企業の場合は全国に支店があるため可能性が高いと言えます。パートナーや子どもの事を考えると不安な部分です。次に残業の存在です。正社員の場合、繁忙期になればどうしても残業が必要になる場合があります。子どもの事などを考えると、周囲からのサポートは必須になるでしょう。最後が、上述のメリットでもあげましたが産休・育休制度についてです。「産休・育休あり」としていても、実際には規模の大きくない薬局などの場合、限られた人員の中でそう簡単に産休・育休を取れないのが実情です。

パート勤務の場合

パート勤務のメリットはなんと言っても時間の融通がきくという点でしょう。結婚後の家事や子育てに対して優先的に時間を割く事ができます。そのうえで都合の良い時間に働くという無理のない生活が可能になります。その他のメリットで言えば、パートナーの扶養の範囲で働けるといった部分や、薬剤師であれば時給が高いので限られた時間の中でも効率良く稼げるといった点もあります。
デメリットとしては、福利厚生がないという点があげられます。ボーナスも勿論貰う事ができません。また、キャリアアップを望む事は難しいので、キャリアアップによる収入の増加は見込めません。

何が大事？

上述でそれぞれのメリットとデメリットを紹介しましたが、実際にあなたが働き方を選ぶ際に考えるべきなのは「何を大事にするか」という点です。今後の事を考えて収入やキャリアを大事にしたいという事であれば正社員ですが、その場合間違いなく大きな負担がかかります。子どもができればなおさらその負担は大きくなるので、強い覚悟が必要です。せっかく手に入れた結婚生活、家庭や子どもを第一に考えるのであればパート勤務がベストでしょう。キャリア・収入・家庭・子ども、これらの中で一番大事にしたいものを明確にして、自分に合った働き方をしましょう。